自然素材のやさしさの中、ゆったりと広がる開放感を味わう(逗子市/O様邸)

「程よく保たれる湿度」
目に見えない部分でもこだわるから生まれる性能

015

Oさんご家族の家を見上げると、塗り壁と木を組み合わせた外壁が印象的だ。バルコニーにも木が使われ、光や風を取り入れる開放感のある家だということが外観から伝わってくる。

玄関扉を開けると、広々とした空間と豊かな木の香りに迎えられる。住んで一年以上とのことだが、まだ数ヶ月しか経っていないのでは、と思えるほどなのだ。

「毎日住んでいると気づかないですね」と語るお二人。それは、木の家の暮ら しに馴染んでいる証だろう。お話を伺うため、2階へ上がると、吹き抜けのあるリビング、ダイニング、キッチン、バルコニーがひとつになった、豊かな開放感が目の前にあった。外観からの印象がさらに高まった空間だ。

Oさんご家族がこの家を建てたきっかけは、ご主人の故郷のお母様と同居する予定から。以前の家は山の上に建ち、家までの長い階段など、移動に負担がかかることから、新しい住まいへ移ることを考えたそうだ。休日に土地探しをしたご主人は葉山まで行ったことも。

そして駅に近く、なおかつ静かで、川も緑も楽しめるこの土地に出会った。家づくりをエコモにお願いしようと思ったきっかけは、奥様がエコモにあるモデルルームを見て気に入ったことが決め手になった。エコモのショールームで仕事をしていた親戚が教えてくれたそうだ。

自然素材を使いながら、予算も希望に合っていた点も理想的で、中掘社長の家を見て、その良さを感じたことも大きかった。実際に住んでいる家を参考にしたり、基礎や断熱材が入る現場を見学したり、いろいろと見て実感できる機会が多いことも信頼感があると思ったそうだ。

エコモにあるモデルルームが気に入っただけあって、この家にもそのエッセンスが反映されている。
例えば壁。奥様にこの家で気に入っているところをお聞きすると「珪藻土の壁ですね。部屋によって塗り方の感じが違っているんです。照明を点けると、そのラインが浮き出て表情が変わるので、その雰囲気がいいなと思いますね。モデルルームで見た時に気に入って、この家にも取り入れました」というお答えが。

開放的なキッチン、実は最初の頃の図面ではオープンではなかった。ご主人がダイニングが狭くなるのは嫌で、今のスタイルになったそうだ。「設計士の方もインテリアコーディネーターの方も女性でしたので、ニュアンスが伝わりやすかったです。こちらの目線で考えてくれましたし」と、使い心地の良さとデザインに満足そう。

キッチンの収納とPCコーナーは造作家具。しかも同じ木の素材・アルダーを使い、引き手の金具もお揃いで統一感が生まれ、空間の美しさを一層高めている。一方位、ご主人が特に気に入っている所は「吹き抜けの開放感、玄関の広さ、採光」。「私も子供も背が高いので、とにかく広々と開放感のある方がいいんですよね」と微笑む。

窓のサイズ感覚をつかむのが難しかったり、和室の収納スペースを 色々と健闘したり、悩んだ部分もあったそう。だが、素材をひとつひとつ選び、確認しながら進めた家づくりは、愛着もひとしお。1階には、いつかショップが開けるようにと奥様が設けたスペースがあり、赤い木のドアが未来のお客様を待っている。訪れた人は、この家が持つ開放感と居心地の良さをきっと感じるはずだ。

[ Index ]