──宮田さんはなぜ湘南エリアに引越してきたんでしょう？

当初、横浜を考えていました。ですが、職場が鎌倉と逗子だったものですし、改めて湘南エリアを念頭に入れて考え始めまして、バイクで一度七里ガ浜に来て見たら、凄く良いところだと感じました。広々している感があって、子供たちも生活がしやすそう。何より僕の職場が近くなる。ならばここに家を建てよう、と思ったわけです。

それに僕も妻も湘南は遠い存在ではありませんでした。僕はサーフィンをやっていましたし、妻も辻堂で仕事をしたりしていましたから、逆に見慣れた感じすらありました。結論としては環境ですね。

──今もサーフィンはなさってるんですか？

今は仕事が忙しくて、人も多くなりまして、元々僕は千葉までサーフィンに 行っていたんですね。ですが、こちらに引っ越してきたので、これからはゆっくりサーフィン出来るぞ、と思っています。ライフスタイルとして、衣食住のストレスが無い場所として家を位置付けています。今、住んでみて湘南の良さがどんどん判ってきていると思います。 

──今までの生活と大きく変わったことは？

家に帰りたくなります。
TVCMみたいな言い方だけど、この家は本当にそう。家に帰ってくると、入った瞬間に木の香りをダイレクトに感じるし、子育てでバタバタしているけれど、やっぱり落ち着きます。一人でいてもホッします。

これは念願のマイホームを建てて、とかそういう意味では無いんです。例えば珪藻土の壁とか、通常のビニールクロスと違って圧迫感が無いんですよね。間接照明があたっている雰囲気とか、ゆったりした洞窟の中にいるというか、落ち着けるんですよね。夜に疲れないんですよ。灯りをほとんど点けてないんです。一個くらい灯りが点いていれば充分で、それでくつろげるんですよね。

本当に理想の、こんな家に住めるとは思っていなかったんですよ。だから、家の住み心地について、良さについて、それは一言で言えないッスよ。単純に凄くリラックス出来ているんです。帰ってきて家に入ったときにストレスを感じない。

それから想像以上に広く感じますし。木や壁の素材は、時間が経つほど味が出てくるし。家って、すごい高い買い物じゃないですか。だからこそ、お金だけじゃなくて手間も暇もかけて、素材のひとつひとつにこだわって、真に価値のある家が出来て本当に良かったと思っています。