ひかりの棲まう家
旗竿地の特徴を逆手にとったコンセプト。陰影の美しい住まい
Profile
ご夫妻それぞれのご実家に近く、駅へのアクセスも便利な土地で家づくりを決めたN様。設計士やコーディネーターと協力しながらゴールを目指した家づくりについて伺いました。
──この家を建てるにあたり、実現したかったのはどんなことでしょうか
立地が気に入って購入したのが旗竿地でしたので、日当たりなどの制約がある家づくりになるだろうとは思っていました。一方で「洞窟のような家」「美術館のような空間」にしたいと考えていたので、その条件は好都合でもありました。
──ecomoとの家づくりで印象に残ったことはありますか?
打ち合わせが本当に楽しかったですね。ecomoさんは私たちがやりたいと思うことを、きちんと受け止めてくださって、面白がりながら、じゃあ、どうしましょうか、こうしたらできるかな、と一緒に考えてくれて。その家づくりがとても楽しかったですし、そうじゃなかったら、ここまで私たちのイメージに近い家にはならなかったと思います。 イメージが一つずつ形になっていく楽しみというのも、もちろんあるんですが、たとえばその日に何も決まらなかったとしても楽しいと思ってしまうぐらいでした。終わってしまうのが寂しいとさえ思いました。
──お気に入りポイントはありますか?
吹抜けから光が入るリビングとダイニングは、夜は照明の数を絞り、ストーブの火を眺めたりして過ごしています。キャンプの夜のような感じになって、すごく落ち着きます。 照明計画は設計の早い段階から入念に行いました。時々の気分に合わせて照明を切り替えることで、いろいろな表情を楽しんでいます。
──ほかに気に入っているところはありますか?
造作階段の手すりのデザインも、好みの感じとか、安全性とか強度とか、設計士さんと一緒に考えて、試行錯誤しながらこのデザインになりました。その打ち合わせも過程もすごく楽しかったですね。
旗竿状の敷地の奥、静かな環境に建つ住まい。
アプローチを抜けて玄関に入ると、吹き抜けからやさしい光が差し込み、明るく開放的な空間が広がります。
プランはできるだけシンプルに。暮らしやすさを大切にしつつ、 施主が長年大切に集めてこられたガラスアート作品が映えるよう、展示のためのスペースを随所に設けました。
自然光を受けてきらめく作品たちは、時間帯や季節によってその表情を変え、日々の生活に豊かな彩りを添えてくれます。
静けさと光に包まれたこの家は、ご家族にとって「暮らす」と「愛でる」が静かに共存する、心地よい棲み処となりました。
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