珪藻土補修について

当社の新築やリフォームの施工後でもよく見かける珪藻土の割れや、写真の様な隙間ですが、これは木の伸縮が原因です。

壁のボード継ぎ目や壁と壁の角(入隅部)なども良く割れてしまいますが、これも下地や構造の木の動きによるものです。

木は湿度に応じて伸縮しますが、珪藻土は伸縮しないため、このような状態になり、特に施工して1~2年位は、補修をしても再発する可能性が高いです。

ですので、見た目的に気になる場合以外は、2年経過してからの補修がお勧めです。

隙間が大きい場合や、珪藻土自体が欠けてしまった場合は、新規の材料の補充が必要になりますが、それほどでもなければ、霧吹き等で水を掛け、表面を土状態に戻すことで、比較的簡単に補修することができます。

因みに漆喰の場合ですが、こちらは水を掛けても補修はできません。

新規材料での補修が必要になりますのでご注意ください。

田口