№5 造作を再考する。

どうも小村です。

 

ecomoの物件はすべての物件が注文住宅です。

 

既製品ではなくオリジナルで。

 

イメージしているものがこの世に存在しない。

 

こんなニーズにお応えするには造作工事で対応させていただいてます。

ゼロの状態から形にするまでのプロセスの一例をご紹介します。

 

お客さんの希望を整理すると

・掘りごたつが欲しい。

・床材と同材がいい。

・付近に電源がほしいが、使わないときは目立たないように。

 

 

まず図面を作成します。

図面

こんな感じです。

床の方向に合わせてとか、

コンセントがストレスなくさせるだろうかとか

検討を重ねて図面の精度を上げていきます。

 

 

次に、大工さんと電気屋さんと現場打ち合わせをして

理解していただいた上で製作にとりかかる

というのが一般的なプロセスです。

 

ただ今回ははじめての試みで

構造のプレカット段階で細部の検討を行い、

掘りごたつの骨組みをプレカットで製作してみました。

プレカット

明確な答えのない造作工事をなかなかプレカットで対応するのは、

なかなか勇気のいる作業ですが、思い切ってやってみました。

 

 

 

 

完成はこちらです。

 

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自分で言うのもなんですが予想以上の出来栄えでした!

製作時もほとんど質疑がなく、設計側・施工側の両方の作業効率も上がり

施工精度も高くなっています。

 

 

文句言わずに難しい位置にコンセントを取り付けてくれた電気屋さんには感謝です。

 

IMG_5618

ちなみに図面には記載していないのですが、コンセントのふたは、

床材の断面形状を利用して簡単にはずれないギミックが施されております。

 

これは大工さん側のアイディアでございまして

恥ずかしながら完了後に気づきました・・・

 

大工さんのプラスアルファで図面以上にいいものが出来上がりました。

今のところ今年一番の自信作です!

お客さんに喜んでもらえたらと思います。

 

ecomo小村