フローリングのetc

皆様こんにちは!

だんだんと暖かくなってきて春が待ち遠しいのではないでしょうか?

暖かさと共に海上ではめっきりカマスが釣れなくなりましたが、来年の爆釣に向けてもう準備はバッチリです笑

 

 

 

 

さて話はがらっと変わりますが今回はフローリングについてです。

家づくりをスタートしてまず初めに『フローリング材はこれにしようかなぁ』と考え始める方は多いのではないでしょうか。

 

そんなフローリングですが、数ある材種の中でこれはここ何年かのブームなのかもしれませんが圧倒的に人気がある材種の第一位は皆様なんだか分かりますか??

 

 

そう!オーク(ナラ)材です。

 

 

このオーク材と言っても様々な種類があることをご存知でしたでしょうか。

 

『オーク材の中にも種類があるんですか?』 という方の為に今回はこのオークを深掘りしてご説明差し上げたいと思います。

 

まずは種類や用語を並べますと

 

①ユニ(定尺)もしくは乱尺(長さがそれぞれ)

②グレード(メーカーによっても呼び方は様々ですが例えばA,B,Cなど)

③幅(90,120,150など)

④無塗装品もしくはオイル塗装品

⑤無垢材もしくは複合(ecomoでは無垢材を使いますが)

⑥産地

⑦加工方法

⑧厚み(オークですと15、18、20mmなどがありますが、ほぼ15mmと思って下さい。)

 

大きくはこの①〜⑧に分類されます。

 

それでは文字ですとよくわかりにくいので写真を交えながらご説明したいと思います。

 

①ユニ(定尺)はフィンガージョイントと呼ばれる加工がされていて短い長さの材料をつなぎ合わせて一定の長さに揃えたフローリングになります。

フィンガージョイントの部分に注目してみるとこんな形状になっています。

 

 

 

 

わかりますでしょうか?

ピンク色の線がそのフィンガージョイント部分になっています。

 

 

実際に貼られている写真がこちらです。

 

 

 

如何でしょうか?フィンガージョイントの部分は分かりますか?

全体的に床に貼られているとそこまで気づかれる方はいないのではないでしょうか。

(ちなみにここに写っているダイニングテーブルはデザインしてオリジナルでお客様のために作成した一品です。天板は本物の石を使っていて高級感もあり手触りも最高です。)

 

 

 

続いて①乱尺タイプのものです。

こちらはフィンガージョイントのような加工は一切されていない完全に無垢な材料になります。

床に貼られているとこのような感じになります。

 

少し遠めですとほとんど分からないかもしれませんね。

ですのでユニと乱尺の違いは一度覚えたら分かるようになりますが、知らない場合はずっと知らないままかもしれませんね。

 

 

 

続いては②のグレードです。

まずは写真で見てみましょう。

 

Aグレードはこちらです。

 

 

BまたはABグレード(ミックス)はこちらです。

 

 

 

CまたはBCグレード(ミックス)はこちらです。

 

グレードの違いで差が出やすく分かりやすいのはBとCの間ぐらいでしょうか。

 

 

 

続いては③の幅です。

こちらも実際に貼られた写真を見てみて下さい。

 

左側の横に貼ってあるものが90幅(床暖房用などになると細身になります。)

右側の縦にはってあるものが120幅です。

 

 

150幅はこちらです。

(また同じ写真ですが)

 

 

印象としては幅が大きくなるとワイルドになっていくイメージですね。

 

 

 

 

続いての④無塗装品かオイル塗装品ですが、こちらはメンテナンス性の為に無塗装品でも最後にはオイル塗装をするので①〜③は全てオイル塗装品になりますのでそちらをもう一度見てみて下さい。

 

次は⑤の無垢材か複合です。

 

上が無垢材で下が複合です。

 

複合は合板の下地に表面だけ薄い無垢材を貼っています。

反りや縮みなどがない代わりに床は一切呼吸していません。

ecomoでは家全体が呼吸できるような家づくりをしていますので複合の床は使用していないのです。ここは家の心地よさにも影響し、家の長持ちにもつながります。

 

 

⑥は産地です。

産地はヨーロッパや中国産、国内ですと北海道などが主要な産地になります。

オイル塗装をしたり時間がたって床材が焼けてくると違いがあまり分かりにくいかもしれません。

国内産は少し色が薄い印象がありますが正直床に貼られている状態で産地までわかる人は限られているでしょう。

なんか雰囲気が違うな。と思ったらそれかもしれませんね。

 

 

 

⑦の加工方法ですが

通常はフラットな仕上がりになっているのが一般的ですが、なんとこんな表情の仕上がりもあります。

(これはあまり教えたくはなかったですが教えます!笑)

 

 

このなぐりの床は少し良い旅館などでさりげなく使っているフローリング材です。

床全体使ってもグッと雰囲気は上がりますし、和室周りの一部に使っても良いと思います。

あえてキッチンカウンター面などに使用するのもいい感じになるかもしれませんね。

そのほかにもアイデア次第でいかようにも使えそうですね。

写真に写っているものだけではなくこのほかにも様々な表情なものがあります。

 

 

 

 

どうでしたでしょうか。

オークひとつとっても奥が深いことがご理解いただけましたでしょうか。

『こんな中からは決めきれません。予算とも相談しながら決めたいのでオススメを教えて下さい!』

そんな方には我々がコーディネート・ご提案をさせていただきますのでご安心ください。

 

それではまた!