稜線と暮らす家

“自然が近い暮らし”を形にした、開放とぬくもりの家
Profile
東京から神奈川の高台へ移住されたH様ご一家。「遊び場だった自然を、日常の風景にしたい」との思いから家づくりをスタート。窓の外に広がる四季の景色を贅沢に味わう、ゆとりある暮らし。ecomoと二人三脚で、理想を叶えるまでの道のりについてお聞きしました。
──この家を建てるにあたり、実現したかったのはどんなことでしょうか
もともとは東京に住んでいたのですが、休日に家族で遊びに行くのはいつも自然の中でした。それなら、「暮らす場所そのものを自然のそばに移して、家を快適に整えたい」と思うようになったのが家づくりのきっかけでした。土地探しをする中で、心をつかまれたのが、今の高台の敷地でした。緑の稜線が広がり、季節ごとに色を変える樹々や空へ抜けるような眺めを見て、「ここなら一年を通して自然の移り変わりが感じられる」と直感したんです。

──ecomoに決めた理由を教えてください。
この景観をいかに日常に取り込むかを中心に家づくりを考えました。ecomoさんは自然素材を大切にしながら、性能もしっかりと担保してくれる点が魅力的でした。何より、私たちの価値観をスッと共有できる感じがあって、安心して相談できたのが一番の決め手ですね。
──ecomoとの家づくりで印象に残ったことはありますか?
打ち合わせの際、3Dデータで私たちが持っている家具まで再現して見せてくれたことです。「リビングのここから外がどう見えるか」が具体的に想像できて、実際にそこで暮らす感覚を事前につかみやすかったのがすごくありがたかったです。

──家づくりの際に特に重視したポイントは何でしょうか
景色を最大限に生かすため、リビングは迷わず2階にしました。外の稜線が気持ちよく見渡せるよう、窓のプロポーションや高さ、造作ベンチのラインまで繊細に設計してもらいました。また、穏やかに景観と向き合えるように、外の音を感じにくくする遮音計画も大切なポイントでした。
くつろいでいる時に洗濯物が視界に入ると生活感が出てしまうので、バルコニーはL字型に工夫して、「家事のゾーン」と「景色を楽しむゾーン」をゆるやかに分けたのもこだわった部分です。
リビングの窓からの景色は、春は桜色、夏は深い緑、秋は金色……と季節ごとに表情が変わり、時間帯によっても表情が全然違うんですよ。
室内とデッキの段差を抑えてもらったので、どちらもひと続きの場所のように感じられ、気が向いたときに自然と行き来できるんです。今では、家族のいちばん落ち着ける場所になりました。
──お気に入りポイントはありますか?
スキップフロアに設けたDJコーナーです。これは最初に設計士さんに伝えた大切な要望のひとつでした。機材の置き方や配線の位置など丁寧に検討してくれて、造作で見た目もすっきり上品にまとめてくれました。

──他に気に入っているところはありますか?
キッチンの床を一段下げたスキップフロアにしたことで、料理をしながらでもダイニングに座る家族と目線がゆるやかにつながります。奥まって居ながらも開放感があって、料理をしながらでも会話が途切れない距離感が心地良いです。パントリーの奥にある小さな丸窓からは、子どもたちが出かけていく姿を見送ることができます。

──実際に住んでみて、生活に変化はありましたか
家で過ごす時間が特別に感じられるようになり、旅行に行く回数がぐっと減りました。広いデッキに出て風を感じたり、友人を招いてゆっくり過ごしたり、何もない日も豊かに過ごせています。










高台の景色を生かす窓計画に加え、丸窓や曲線の框・壁でやわらかな印象を重ねました。自然と日常が穏やかに溶け合う住まいです。