建築会社としてのあり方

私達ecomoは、数年前までは建材にもこだわらず、環境のことも特に考えないような、ありふれた小さな工務店でした。今も会社の規模自体はさほど変わりないですが、あることをきっかけに、数年前より環境に対する意識が変わってきました。

建築を生業としていると、必ず廃棄物処理の問題にぶつかります。ecomoもリフォームなどの解体で出る産業廃棄物の量は、年間500トン以上にのぼります。このゴミのほとんどが、石油化学製品で出来ています。石油化学製品は、燃やすと有害物質であるダイオキシンを発生させます。ダイオキシンの毒性は、青酸カリの10000倍、サリンの2倍もあると言われています。

このような化学物質がばら撒かれ、地球上の生物に悪影響を与えている事実を知り、私達建築業者のあり方について考えさせられました。

湘南の街をLOHASにする!
ecomoの担う使命、そして私たちの挑戦

住んでいる方の健康を追求していくような世の中になっていけば、家にいる時の空気の重要性を唱える声は、今後もっと高まっていくことでしょう。もちろん家づくりをする建築業者が、もっと環境に対して確固とした意思を持って行動しなくてはなりません。行政機関・企業・住民が一体となって環境や健康のことを考えるヨーロッパなどと比べると、残念ながら日本はまだまだ遅れを取っています。京都議定書で約束されているCO2の6%削減も、減るどころか反対に増えているのが現状です。 私達はまず、自分たちでも出来ることから始めようと考えました。リフォーム事業では、室内の面積を多く占めるビニールクロス貼りの撤廃を行いました。新築事業では、環境に良い資材の活用・持続維持出来る、長持ちする家づくり事業を行っております。

ecomoでは、一建築会社という立場から環境の事を訴えていくよりも、様々な角度から地球の環境を変えていこう!と考え、環境意識が潜在的に高い湘南の街を、一層活発な「LOHASな街」にしていくことを目的とした事業を行って参ります。 LOHASとは「Lifestyle Of Health And Sustainability」の頭文字を取ったもので、自分の生活も大切にしながらも、環境問題にも配慮した持続維持できるライフスタイルを送りましょう、という意味です。

この「LOHAS」の考えを湘南地域で広めていくことにより、住民の皆様に一層高い環境意識持って頂きたいと思います。自然素材の家づくりやリフォームを実践していけば、本当の意味での豊かな日本が戻ってくると、ecomoは考えています。

地球の資源には限りがあります。今のままの生産や消費を続けていれば、いずれ尽きてしまうでしょう。「私達と未来の子供のために」一緒にLOHASな街づくりをしませんか?