構造からインテリアまで
すべてが理想通りの我が家。

一番のお気に入りはリビング。
部屋からお月見も楽しめる贅沢な空間です。

Profile

もともと祖父母が住んでいた家を建て替えて暮らすことになったY様ご夫婦。事前にかなり下調べするなかでecomoを知り、理念に共感して施工の依頼を決めたそう。数ある工務店やハウスメーカーのなかからecomoにした決め手と、家づくりで取り入れてよかったポイントについて伺いました。

Interview

──家を建てるにあたり、実現したかったのとはどんなことでしょう?

大きく3つあって、1つは生涯住める耐久性。2つ目は維持コストが低く、エコであること。そして3つ目は夫婦ともにありふれたものは好まない趣味なので、ちょっと変わっているんだけど、スタイリッシュさと実用性も兼ね備えていること。これらを叶えた家を建てたいと思っていました。

──建築会社はどうやって探しましたか?

最初は住宅展示場にも通っていたのですが、地域の気候風土を理解しているという点で本命は地元の会社だと思っていました。ecomoさんのことは、住宅情報誌でデザインや実現したいことの方向性が合いそうな工務店を探すなかで見つけて、話を聞きにいくことにしました。

──さまざまな大手ビルダーや工務店を見るなかで、ecomoにした決め手はなんだったのでしょう

話を聞きにいったどこの会社よりも話が通じたこと。そして、ecomoと自分たちの家に対する考え方がほとんど一致していると感じたことです。
相談会をやっているハウスメーカーや工務店はたくさんあると思いますが、ecomoの場合は最初から設計士の増田さんが対応してくださったので、とても信頼がおけました。

──住み心地はどうですか?

すごく快適です。引っ越してから1年が経ちましたが、夏も冬も「暑すぎる」「寒すぎる」ということがなく、気持ちよく過ごせました。
驚いたのは冬に加湿器がいらなかったこと。壁を漆喰にしてもらったのですが、その調湿効果を実感しました。私たち夫婦はもともと寒いのが苦手で、毎年冬は厚着で過ごしていたんです。でも去年の冬は床暖房を入れるだけで足下はほとんど裸足!いつもの冬より薄着で過ごせました。
こたつを使わなかった冬は、もしかしたら初めてかもしれません(笑)。

また、引っ越して3か月ほどで長男が産まれて、子ども第一の生活に変わりました。
さらにコロナ禍で外出もほとんどできませんが、家がとても快適なのでストレスを感じにくいです。当初から“ごろごろできる家にしたい”という要望があったこともあり、リビングの奥に和室の小上がりを作ってもらったのですが、出産後はこのスペースがとても便利でした。

──部屋で気に入っている場所はどこでしょうか?

いくつもあるのですが、一つは書斎です。ほかの部屋と比べて少し奥まった場所に作っているので、特別感があります。また、デスクに座った時に“遠景だけ”が一望できる高さに窓が配置されているんです。この土地の魅力と、この家ならではのオリジナリティ、その両方を感じられる部屋だと思います。

あと、吹き抜けもお気に入りの一つ。実は、最初はいらないんじゃないかと思っていたんです。2階の床面積が減ってもったいないし、寒いんじゃないかなというのも気になって…。
でも、ecomoの増田さんの提案通りにして正解。この吹き抜けこそがリビングに暖かさと明るさをもたらし、解放感にも繋がったと感じています。大きな窓のおかげでリビングからお月見もできるんですよ。

そしてなにより気に入っているのが、このリビング。
家を建てるにあたって、どんな雰囲気にしたいかWebサイトやInstagramでさまざまな写真をチェックしていたのですが、そんななかで見つけたのがトラスの鉄骨階段。リビングに置く予定だったグランドピアノとの相性もいいので、取り入れていただくことにしました。

──リビングのインテリアコーディネートもecomoに任せてくださいましたね

はい、そうなんです。部屋の最終的な雰囲気はインテリアによるところも多いと感じていたので、イスやテーブル、照明といった家具についてもトータルで相談させていただきました。
そうしたら、増田さんとコーディネーターの佐野さんが都内のインテリアショップもあちこち回って、この部屋に合う家具を見つけてきてくださって。なかでもソファーは最高にかっこよくてお気に入り。自分たちでは到底見つけられなかったインテリアのおかげで、リビングがより素敵な空間になりました。
そこまで頼んで本当によかったと感じています。

──生活スタイルにはどんな変化がありましたか?

以前と比べて、いろいろな料理に挑戦しやすくなったことですね。念願のオーブンと広々としたキッチンで、毎日料理を楽しんでいます。
私たち夫婦はどちらも身長が高い方なので、キッチンは一番高くしてもらいました。以前は背中を丸めて食材を切っていたので、これだけでも作業がかなり楽に。平日はクッキーやパウンドケーキを焼いたり、週末は夫婦でいろんな料理を作ったりしています。いつか子どもと一緒に料理ができる日が今から楽しみです。

──これから家を建てようと思っている方に、アドバイスをいただけますか?

最初の打ち合わせで「好きな家のイメージ写真などは、できる限りたくさん見せてください。その方が好みに合ったご提案ができるので」と言われたので、こちらの好みのイメージをいろいろお伝えしたのですが、それを受けて出していただいた家のイメージが私たち夫婦の好みにドンピシャで驚きました。
自分たちの好みをきちんと共有することで、よりよい家づくりができるのではないかと思います。

設計士からひとこと

Y様は家づくりの当初からコンセプトを明確に持たれていましたので、その具現化に向けてイメージを研ぎ澄ませることに専念しました。
まずはコンセプトを共有するためにインテリアなどのお写真をいただき、着想を拡げつつ、その中から「Y様ならではのオリジナリティ」を追求した設計を練り上げていきました。 空間構成や細部の収まり方にも時間をかけ、照明の位置やインテリアの配置にいたるまで吟味を重ね、Y様だけのスタイリッシュな空間が仕上がりました。

Y様邸のデザインコンセプトはミッドセンチュリーです。年月の重みが醸し出す風合いを再現するため、床や梁はもちろん、本革のソファ、無垢のダイニングセット、キッチンエリアのインテリアなど納得いくまで厳選していただきました。時を紡いでいく中で「本物の素材ならではの趣」が出てくるのもひとつの愉しみにしていただけると思います。

お庭部分は、造園屋さんをご紹介させていただき、全体のテーマに合うような外構の提案までトータルでコーディネートさせていただきました。代々大事にされてきた松や果樹を生かした中に、小さな小道をあしらい、深みがありつつ遊び心を感じさせる印象になりました。