収納まで美しく機能的に整った、
料理とアウトドアの達人家族の住まい。

外に出るのが好きで、以前は休みになるとどこかへ出かけよう!という暮らしでした。
いまは、のんびり家に居るだけで十分楽しいです。

──ecomoのことはどうやって知ったのでしょう?

妻が仕事でオーガニックなものを使っていることもあり、湘南本社に併設されているエコセレクトショップを利用していて、建築会社であることも知っていました。ただ、自然素材を使った家づくりで私たち好みのモダンなデザインができるかわからなかったので、実はほかの会社さんとお話を進めていました。
ところが、いろいろな理由で妻の理想のキッチンを叶えることが難しく、話が中断してしまったんです。
どうしようかと困っていたときに、一度話を聞いてみようと思って、ecomoさんのオープンハウスを見に行きました。

──相談会の様子はどうでしたか?

相談してみると、キッチンはオーダーや造作で対応できるし、もちろんモダンなデザインも大丈夫とのことで。 まずは、私たちが建てたいプランを決めた上で、それに合う土地を探す手伝いもしてくれるというお話で、それなら自分たちの希望を叶えることができると思い、すぐに申込みをしました。

──ecomoに決めたポイントを教えてください

営業担当の方を通さず、設計士さんと直にやりとりするというスタイルも私たちには衝撃的で、決め手になりました。
初期段階から3DCGの図面を使って打ち合わせを進めるところも印象的でした。その場で3DCGの図面を操作しながら仕様を決めていくのでイメージが湧きやすく、完成時に本当に3DCGで見ていた通りで感動しました。

──そして実際に家を建ててみて、今の家の住み心地はどうですか

戸建てはマンションに比べて寒いイメージがあり、ecomoさんの家は暖かいと聞いていましたけど、本当にぜんぜん寒くなくて驚いています。パッシブ設計の狙い通りに、夏は直射日光が入らず、冬は奥まで日差しが届いて夕方まで暖められて、夜もそのまま暖かいです。

LDKは2階に配置。ダイニングとリビングを拡張するようにバルコニーを配置し、視覚的な広がりを出した。バルコニーは壁に囲まれているため、外部からの視線は気にならず、室内の延長のように使える空間に。「バルコニーに面した窓だけでなく、どの窓も外からの視線が入らないように工夫されているので、カーテンは一枚もつけていません」

2階の床はタイル張りでリビングのみ床暖房を採用しています。夏はひんやりして本当に気持ちいいですね。
冬も日中、日が当たるように設計されているので、蓄熱してそれほど冷たく感じません。すごく冷えてくるまで暖房をつけなくて大丈夫だったり、床暖房をちょっとつける程度です。

──この家を建てるにあたり、実現したかったのはどんなことでしょうか

GAGGENAU(ガゲナウ)のIHクッキングヒーター+バーベキューグリル、ビルトインオーブン、そしてMiele(ミーレ)の大型食洗機。
家を建てるなら、絶対に入れたいと思っていました。
同等のものをキッチンメーカーでオーダーすると、かなりの額になってしまうのですが、設計士さん、コーディネーターさんと相談しながら、造作などもいろいろ提案していただいて、理想のキッチンになりました。

ソープディスペンサーやレンジフードも目立たないようにキッチンの一部に埋め込まれている

夫人が主宰する料理教室のレッスンも開催できるように設計したセパレートキッチン。幅約2m×奥行き1.2mの大きなアイランド部分にはシンクを配置して、生徒さんがぐるりと取り囲んで立つことができる。

──ほかに気に入っているところはありますか?

遊びに来たお友だちに、本当にモノがないね、と言われるのですが、しまうモノに合わせて設けた収納がたっぷりあるので散らからないんです。

ゆったりとした広さの玄関には、シューズインクローゼットを設け、靴だけでなく、真冬のアウトドアも快適に過ごせるほど充実したキャンプ道具がすべて収まっている。

週末に私の友人が来たときなどは、夫が料理を作ってくれます。普段の土日も、子どもと主人で魚をさばいたり、二人で食事をつくってくれるので、私は基本的に週末はキッチンに立ちません。

打ち合わせで私たちの曖昧な要望もすべて引き出して整理して下さったので、後悔が一つもありません。思い描いていた以上の暮らしができて、毎日帰ってくるのが本当に楽しみです。

設計士からひとこと

キッチンに関しては、はじめてお会いしたときから具体的なご希望をお持ちでしたので、それをどのように実現するか、コーディネーターと共にご提案をさせていただきました。
それ以外のご要望については、好きな空間の写真を集めていただくなどして、少しずつイメージを固める作業をしました。ご要望を整理しながら、「シンプルモダンなデザイン」「リゾートにいるような寛ぎ」という方向性でプランを作成しました。
デザインはできる限りすっきりさせるように、窓の位置や室内ドアの納まり、造作家具のデザインなども工夫しています。収納については、どこに何を入れるのかについて、事前に細かくお打ち合わせをしました。
しまうモノのサイズと量をすべて計るという大変な作業にも快くご協力いただけたからこそ、すべてのモノが美しく収まる収納が実現できました。Y様ご夫妻と一緒に作り上げたお住まいは、私たちにとっても新しい挑戦がたくさんあり、印象に残る家づくりになりました。